
耳鼻咽喉科で取り扱う病気は意外に広いんです。鼻水、のどいたから始まる風邪もその一つです。
耳鼻咽喉科では診察室でのどに薬を塗る、薬の入った煙を吸う、鼻づまりが楽になるスプレーをするなどの処置と投薬を並行して治療を行う科だと覚えていただけたら幸いです。
耳鼻咽喉科で取り扱う病気は意外に広いんです。鼻水、のどいたから始まる風邪もその一つです。
耳鼻咽喉科では診察室でのどに薬を塗る、薬の入った煙を吸う、鼻づまりが楽になるスプレーをするなどの処置と投薬を並行して治療を行う科だと覚えていただけたら幸いです。

めまいにはぐるぐる回転するめまい、ぐらぐら地面が揺れるめまい、目の前が真っ白になるめまい、体がふわふわするめまいなどがあります。めまい診療ではまず命に別条のあるめまいかどうかを判断しその後問診、聴力検査、眼振検査からより具体的な病気の診断、治療を行います。
鼻粘膜が腫れたり、鼻の中にポリープができたり、鼻の真ん中の壁の骨が曲がっている事で起こります。鼻の中をファイバーで確認し、必要に応じて採血(アレルギーの抗原検査)やCT(関連施設で施行)を行い、投薬治療から開始致します。
耳鳴りは世界人口の20%に現れると言われています。
耳鳴りは治らないという時代から耳鳴りは治りやすい病気に変わってきています。
疲れた時や鼻を噛んだ時に瞬間的に「キーン」「ジー」といった耳鳴りが聞こえ、すぐ消失する。こうした経験のある方は多いかと思います。ただ耳鳴りが慢性的に続くと何か大きな病気の前兆ではないかと不安に思ってきます。
当院は検査をしっかり行い、怖くない耳鳴りであると理解して頂き、TRT(耳鳴の再訓練法)を紹介させて頂き耳鳴りの軽減に取り組んでいきます。
自覚的耳鳴、他覚的耳鳴があります。一般的には耳鳴りとは自覚的耳鳴を指します。自覚的耳鳴は本人だけが感じる音で体内に音源がないとされ、他覚的耳鳴とは血管性耳鳴、筋性耳鳴が代表されますが、本人の体の中に音源があるとされています。血管性耳鳴とは耳周囲の血液が流れる音を感じます。血流動態の異常やストレスによって一時的に聞き取ってしまうことがあります。ザーザーという耳鳴りが聞こえます。筋性耳鳴とは耳周囲の筋肉の収縮リズムの異変で起こります。カチカチという硬いクリニック音が聞こえるのが特徴です。
ここからは主に自覚的耳鳴りを耳鳴りとして説明していきます。
多くの耳鳴りには難聴が関わっていると言われています。聴力検査で異常が出なかったとしてもわずかながらの内耳の有毛細胞のダメージがあると言われています。そのダメージを受けた有毛細胞からの放電は弱まります。脳は他の音に比べ放電が減った周波数の音に関して敏感になります。頑張って聞き取ろうとするわけです。こうして脳の興奮した状態が作られ、脳の活動が耳鳴りとして知覚されていくようになると言われています。つまり耳鳴りは「脳」で鳴っているのです。さらに脳は耳鳴りがなっているかどうか注意深くなっていき、私たちの心は「このまま耳が聞こえなくなってしまうのではないか」「何か大きな病気の前兆でないか」とますます不安になっていき、悪いサイクルに入っていきます。
耳鳴り治療ではこの負のサイクルを断ち切ることから始めます。そのために聴力検査、耳鳴検査、THI質問票などを行っていき、怖い耳鳴りではないということを理解して頂きます。
これだけで多くの患者さんの耳鳴りは軽減していきますが、改善しない場合には専門病院をご紹介させて頂き、TRT(耳鳴りの再訓練法)等の専門的治療をお勧めさせて頂きます。
オマリズマブ(ゾレア®)は2月~5月に皮下注射にて使用する重症花粉症患者さんに対する新しい花粉症治療薬です。体内にスギが侵入すると、抗原と認識され、IgE抗体が産生され、その後鼻汁やくしゃみを起こすヒスタミンや鼻閉を引き起こすロイコトリエンなどが放出されます。内服薬はこれらの伝達物質の反応をそれそれにブロックするものですが、ゾレアはIgE抗体を捕まえることでアレルギー反応の進行を初期でブロックする治療薬です。
問診をし重症最重症のスギ花粉症であるかどうか診断します。そのほかの疾患で症状が引き起こされていないかをファイバースコープで確認することがあります。1週間以上従来の治療(抗アレルギー剤、点鼻薬)を行います。
1週間行った従来の治療の効果を確認し、効果が乏しい場合ゾレアの適応になりますので、治療量決定のため採血(総IgE値)を行います。
採血結果を確認し適応があるかの最終判断をし、投与量と投与間隔、それに伴い 費用をお伝えします。ご希望のある方は電話で予約を調整させて頂きます。
ゾレア®皮下注射の開始。
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