診療について☆あべ耳鼻咽喉科クリニック

蓄膿症

 現在は急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎とほぼ同意語です。
 アレルギー性鼻炎や感冒などの炎症を契機に副鼻腔で炎症が起こり、副鼻腔内の粘膜が腫れ、鼻水が溜まり、重症な場合は頬や目の周り、前頭部に痛みを感じます。黄色や緑の鼻水や痰、鼻づまりなどの症状が出ます。多くの場合は飲み薬で治りますが何度も繰り返す場合、鼻にポリープができる特殊な副鼻腔炎などでは手術が必要となります。当院ではまず鼻内をファイバーで確認し主に投薬治療を行います。必要に応じてCT(関連施設で取っていただきます)を取り手術が必要な場合は関連病院にご紹介させて頂きます。

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メニエール病

 回転するめまいと難聴がほぼ同時に起こります。低い音の聴力が落ちるので「聞こえない」というよりは「耳が詰まる」「耳がぼーとする」感じがします。遺伝、ストレスが原因で起こります。反復することが特徴なので完治しないという表現が使われますが、正しい知識と対処法を身につければ上手に付き合っていくことができます。
 当院では聴力検査、眼振検査にて診断を付け、内服加療を行います。また、かかりつけ医として再発した時の対処法をご説明し、再診して頂いた時には速やかに聴力検査を行い治療を再開できるよう努めております。

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突発性難聴

 原因が不明で突然片方の耳が聞こえなくなる病気です。軽~高度の難聴を起こし症状が良くなったり悪くなったり変化はせず、同じ症状を何度も繰り返すことも無いとされています。低音部の難聴を繰り返し起こしている人を突発性難聴に含むかは賛否両論です。できるだけ早くに治療を開始する必要がありますが、一般的に1週間以内に適切な治療を開始すれば治療成績に差は出ないと言われています。
 ただ、難聴が高度であるとクリニックでは対応できない事もあり関連病院に紹介受診して頂く必要が生じ、結果的にタイムロスが起こる可能性があります。「急に耳が聞こえない」、「耳なりがする」、「耳がつまる」、時には速やかに受診して頂く事が望ましいと思います。当院ではまずステロイドの内服加療を行い1週間で効果判定を行います。必要に応じてMRIを関連施設で撮って頂き他の病気を除外していきます。

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耳管開放症

 耳管は耳と鼻をつなぐ3㎝ほどの管です。普段は閉じていて勝手に開いたり閉じたりして中耳(鼓膜の内側)に空気を送っています。この管が開きっぱなしになることを耳管開放症と呼びます。
 耳が詰まる感じや自分の声が耳に抜けて響くことが特徴です。当院では病態、原因をしっかり説明し、必要に応じて耳管処置(耳管の入り口に綿棒をさし、人工の炎症を作る治療)を行います。

中耳炎

 急性中耳炎と滲出性中耳炎があります。お子さんがかかるケースが多いですが、かぜや副鼻腔炎などによって大人も罹ります。拡大鏡で観察し、必要に応じて画像を映し出し説明させて頂きます。
 投薬治療、鼓膜切開によって治療を行います。